2023-02-21
マイホームを売却しても、そのまま住み続けることができる「リースバック」という仕組みをご存じでしょうか。
リースバックは、売却資金が一括で入るうえに賃料を支払えばそのまま住むことができるなど、メリットが多いのが特徴です。
そこで、住宅ローンの返済が苦しい方に向けて、リースバックの仕組みやメリット・デメリット、またリバースモーゲージとの違いについてご紹介します。
春日井市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
\お気軽にご相談ください!/
一旦マイホームを売却し、その後買主と賃貸借契約をして住み続けることができる仕組みを「リースバック」と言います。
住宅ローンは長期に渡って返済していくため、そのあいだに何かしらの理由で返済が苦しくなることもあるでしょう。
そのような場合でもリースバックの仕組みを利用すれば、返済の悩みを解消でき生活環境を変えずに住み続けることができるのです。
また、リースバックは一旦売却したマイホームを買い戻せる特約を付けることもできます。
そのため、将来的に買い戻したいという思いがあれば、リースバックはおすすめです。
リースバックは以下の流れで手続きをおこないます。
一般的には、2週間から1か月前後で売却代金を受け取ることができます。
リースバックをすることを決めたら、まずはマイホームを査定してもらいます。
査定金額に納得したら売却し、買主と賃貸借契約を締結します。
賃貸借契約は、2年程度の契約期間で、更新もしくは再契約をおこなうケースがほとんどです。
賃貸借契約を締結したら、賃料を支払いながら今までどおりの生活を送ることになります。
また、将来的に買い戻しする場合は、売却時に定めた期間内に買い戻し金額を支払えば、買い戻しができる仕組みとなっています。
リースバックは基本的にすべての不動産が対象となっています。
ただし、以下の場合は利用を制限されることがあるため注意しましょう。
住宅ローンの残債が売却金額よりも多い(オーバーローン)場合や、安定的な収入が得られないケースは利用を制限されることがあります。
また、不動産が共有名義となっている場合もトラブルに発展する可能性が高いため、制限を受けることがあるので注意しましょう。
この記事も読まれています|リースバックとリバースモーゲージの違いとは?仕組みやメリットを解説!
\お気軽にご相談ください!/
リースバックの概要がわかったところで、メリットとデメリットも確認しておきましょう。
リースバックは住み続けることができることや、買い戻しできる以外にも、以下のようなメリットがあります。
メリット①税金の負担が減る
不動産を所有していれば、固定資産税や都市計画税などの税金が毎年かかります。
そのほかにも、火災保険料や建物の修繕費なども必要です。
しかし、リースバックにすればこれらの税金や費用の負担がなくなるため、コスト面で大きなメリットとなります。
メリット②売却したことを周囲に知られない
一般的な不動産売却であれば、売却活動や引っ越しにより売却したことを周囲に知られることになります。
しかしリースバックであれば、そのまま住み続けるため、周囲に知られることなく生活することが可能です。
メリット③現金化までに時間がかからない
一般的な売却と異なり、買主が不動産会社などの専門業者となるため、スムーズに売却でき現金化までに時間がかかりません。
ただし、リースバックの場合は売却価格が周辺相場の60~90%程度となります。
一方で、リースバックはメリットだけでなくデメリットも以下のようにあります。
デメリット①賃料が相場よりも割高になる
リースバックの場合の賃料は、周辺の家賃相場よりも割高になることがほとんどです。
周辺の家賃相場から決められるのではなく、あくまでも買取価格に対しての利回りを重視されるためです。
そのため売却物件にもよりますが、基本的に賃料の目安は売却価格の8~10%程度になることを理解しておきましょう。
デメリット②買い戻し価格は売却時よりも高くなる
リースバックは、将来買い戻しすることができるメリットがありますが、一方で売却時の価格よりも高くなることが多いです。
一般的に買い戻したい場合は、売却価格の1.1~1.3倍程度の金額を支払う必要があります。
この記事も読まれています|リースバックとリバースモーゲージの違いとは?仕組みやメリットを解説!
\お気軽にご相談ください!/
リースバックと似た資金調達方法に「リバースモーゲージ」という方法があります。
リバースモーゲージとは、自宅を担保にして住み続け、亡くなったあとに自宅を売却してお金を返済する仕組みのことです。
具体的に言えば、自宅を担保にして金融機関から一括もしくは定期的に融資を受けます。
そして、月々は利息のみを支払い、契約者が死亡もしくは契約期間終了後に不動産を売却して債務を返済する仕組みです。
まとまった資金を調達できる点はリースバックと同じですが、実際は仕組みや特徴などが全く異なります。
リースバックとリバースモーゲージとの違いは以下のように4つあります。
両者の違いをそれぞれご紹介します。
リースバックとリバースモーゲージは、そもそも仕組みが異なります。
リースバックの場合は、売却して賃料を支払いながら住み続けるのに対して、リバースモーゲージは、売却せずに不動産を担保にして融資を受けるという仕組みです。
どちらもまとまった資金を手に入れることができますが、根本的な仕組みが違います。
リースバックは、売却代金として受け取るため使い道の制限はありません。
しかし、リバースモーゲージで融資されたお金の使い道は生活資金などが対象となるため注意が必要です。
リースバックには年齢制限はなく、基本的に誰でも利用できます。
しかし、リバースモーゲージは老後の資金に不安をもっている年金生活の高齢者のための仕組みなので、年齢制限が設けられていることがあります。
リースバックとリバースモーゲージでは、所有権も異なります。
リースバックは、売却するため所有権は買主に移りますが、リバースモーゲージの場合は担保にして融資を受けるため所有権は本人のままです。
この記事も読まれています|リースバックとリバースモーゲージの違いとは?仕組みやメリットを解説!
リースバックの仕組みとは何かやメリット・デメリット、またリバースモーゲージとの違いについてご紹介しました。
リースバックは住宅ローンの返済が苦しい方にはメリットが多く、まとまった資金が入るうえに売却後もそのまま住み続けることができます。
また、将来買い戻しすることも可能なため、ローンの返済が苦しい場合は検討してみるのも1つの方法です。
春日井市の不動産売却なら不動産のいろは屋へ。
春日井駅南口から徒歩1分の場所に位置し、不動産売却について気軽に相談できるお店です。
売却のいろはをわかりやすく丁寧にお伝えし、お悩みを解決しますのでお気軽にご相談ください。
この記事のハイライト ●土地の公的評価額には、3つの評価額がある●接道義務を満たさなければ、建物を建てることができない●整形地でも間口が狭ければ、土地の査定価格は低くなる ...
2022-06-21
この記事のハイライト ●現状のまま売却すれば、固定資産税の特例を受けることができる●更地にすれば、管理の手間が大幅に減る●空き家を売却する際には、譲渡所得税などの費用がかか...
2022-06-21
この記事のハイライト ●離婚を機に不動産売却する場合には財産分与として夫婦それぞれ半分ずつ資産を分けることになる●残債がほとんどない場合には仲介による売却をおこない、即現金...
2022-07-19
この記事のハイライト ●相続時にはそれぞれの問題ごとに専門の士業の方々に相談すると良い●相談料は、1時間あたり5,000~10,000円が相場価格となる●売却の流れとして売...
2022-07-19