2022-09-20
「リースバック」と「リバースモーゲージ」は、どちらも生活資金などの不足を補うことができる方法です。
この2つにはさまざまな違いがあるので、仕組みやメリットなどを理解したうえで、ご自身に向いている方法を選択しましょう。
今回は、愛知県春日井市で不動産を活用して生活資金を確保したいとお考えの方に向けて、リースバックとリバースモーゲージについてご説明します。
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目次
日々の生活のなかでは、「年金だけでは生活資金が足りない」「家族が病気になって治療費がかかる」など、さまざまな事情によってお金が必要になる可能性があります。
自宅が持ち家なら売却を検討するかもしれませんが、自宅を売ると住み慣れた家を離れなくてはならず、新居探しも必要です。
そのような際におすすめの方法が、リースバックとリバースモーゲージです。
この2つは仕組みに大きな違いがあるので、それぞれご説明します。
リースバックは、「不動産を売却したあとに賃貸借契約を結び、そのまま住み続ける方法」です。
つまり、自宅を売却して売却金を受け取り、そのあとは賃料を支払って住み続ける仕組みです。
リバースモーゲージとは、以下のような点に違いがあります。
なお、買取代金を支払えば、自宅を買い戻すことができる場合もあります。
リバースモーゲージは、「自宅を担保にしてお金を借り入れる方法」です。
借り入れたお金と利息は、契約者の死亡後または契約期間が終了したあとに、自宅を売却して返済する仕組みです。
また、利息だけを毎月支払う返済方法もあります。
リースバックとの違いは、主に以下のような点です。
なお、契約によっては、契約者が亡くなったあとに配偶者へ引き継ぐことが可能です。
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リースバックとリバースモーゲージは、仕組みだけではなく、メリットやデメリットも違います。
どちらが向いているかを判断するためには、それぞれのメリットとデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
リースバックの主なメリットは、以下の4点です。
リースバックの大きなメリットは、まとまったお金を手にできるうえ、売却後も自宅に住めることです。
自宅を売却したあと、「子どもの転校を避けたい」などの理由で近くの賃貸物件に引っ越すと、周囲の反応が気になってしまうかもしれません。
その点リースバックなら、自宅を売却したことを周囲に知られずに済みます。
また、資金の使い道が決められているリバースモーゲージとは違い、資金を自由に使えることもメリットです。
さらに、自宅を所有していることによる出費やリスクがなくなります。
自宅を所有していると、毎年固定資産税が課税されるほか、管理や修繕にお金や手間がかかります。
ほかにも自然災害などによる破損や倒壊、将来価値が下がってしまうリスク、相続人の負担になる心配などがあるでしょう。
リースバックは自宅を手放すので、このような出費や心配などから解放されます。
一方で、以下のようなデメリットがあります。
リースバックの場合、仲介による売却よりも価格が安くなる可能性があります。
ただ、仲介で不動産売却をすると通常3か月~半年ほどの期間がかかるため、すぐに現金を受け取ることは難しいでしょう。
リースバックには、「すぐに現金を受け取れる」「自宅に住み続けることができる」というメリットがあるので、売却価格以外の部分も比較しながら検討しましょう。
また、リースバックによって自宅を売却したあとは、家賃がかかります。
家賃は売却価格の7~13%で設定されることが多いので、事前に毎月の支払額を確認しておきましょう。
そして、不動産の所有権がなくなることも、リースバックのデメリットといえるでしょう。
不動産を資産として遺せなくなるので、その点を踏まえたうえで慎重に決断しましょう。
リバースモーゲージには、以下のようなメリットがあります。
リバースモーゲージはリースバックと同様に、自宅に住みながら資金を得られることが大きなメリットです。
さらにリースバックとは違って家賃が必要ないため、費用の負担が少ないこともメリットです。
年金とリバースモーゲージで得られるお金があれば、貯金を万が一のときなどに確保しておくことができるので、老後も安心して生活できるでしょう。
一方でリバースモーゲージは、以下のようなデメリットに注意が必要です。
リバースモーゲージは、その仕組みからわかるように高齢者向けの制度です。
そのため、多くの場合は「55歳以上」などのように、利用条件に年齢が含まれています。
ほかにも、「投資や事業目的には使えない」「子どもが同居している場合は利用できない」などのさまざまな条件があることが多く、満たさないと利用できません。
また、利息は基本的に変動金利型なので、金利が上がると予定よりも返済額が高くなる可能性があります。
場合によっては、自宅の売却金だけでは足りず、相続人が残債を返済することになるかもしれないので注意しましょう。
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リースバックとリバースモーゲージは、仕組みやメリットなどが異なるため、どちらが向いているかは人によって違います。
それぞれがどのような方に向いているのか、ご紹介します。
リースバックが向いているのは、以下のような方です。
リバースモーゲージとは違い、リースバックには資金の利用制限がなく、事業や投資にも使えます。
また、自宅の所有者ではなくなるので、固定資産税や維持管理を負担に感じる方にもおすすめです。
相続人にそれらの負担がかかることや、不動産相続に伴うトラブルも回避できるでしょう。
リバースモーゲージは、以下のような方に向いているといえます。
リースバックとは違い、リバースモーゲージは家賃の支払いが発生しません。
自宅の所有権は残るので、リフォーム費用の調達にも使えます。
このように、それぞれの方法に向いている方は異なるので、よりメリットを感じられるほうを選ぶようにしましょう。
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リースバックとリバースモーゲージは、仕組みやメリットなどに違いがあります。
それぞれのメリットを比較し、デメリットを理解したうえでご自身に合わせた方法をご検討しましょう。
私たち「不動産のいろは屋」は、愛知県春日井市を中心としたエリアで不動産の売却をサポートしております。
不動産に関するご相談も随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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