2022-09-20
売却前に不動産をリノベーションし、資産価値を上げたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、リノベーションの定義について、正しく認識されていないケースもあります。
そこで今回は、不動産におけるリノベーションとは何か、かかる費用や期間と併せてご紹介します。
愛知県春日井市で不動産売却前のリノベーションをご検討中の方は、ぜひ今後の参考にしてみてください。
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リノベーションと言うと、何となくはイメージがつくものの、具体的な説明は難しいという方がいらっしゃるかもしれません。
まずは、リノベーションの概要についてご紹介します。
リノベーションとは、簡単に言うと資産価値を上げることを目的とした大規模な改修のことです。
不動産の配管や給排水、天井・壁・床などを新設し、機能や価値を再生するための施工は、リノベーションと言えます。
新たに価値を与える施工のため、リノベーションにおしゃれなイメージをお持ちになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただし、新しくするための施工だけでなく、近年では古民家ブームもあり、古い味わいを残したまま改修するケースもあります。
このようなケースも、リノベーションに含まれるということを覚えておきましょう。
リノベーションと似た言葉に、リフォームがあります。
リノベーションとリフォームは、どのような点が異なるのでしょうか。
実は、リノベーションとリフォームの違いに明確な定義はありません。
しかし、価値の再構築の意味合いが強いリノベーションに対して、リフォームは原状回復の意味合いが強いといえます。
つまり、不具合がある箇所の補修や修繕をした場合には「リフォーム」と呼ばれることが多いでしょう。
売却前にリノベーションした場合のメリットは、資産価値が上がるため、高く売れやすいことです。
デザインを新しくすることによって古臭い印象を払拭できるため、買い手への印象も良くなります。
一方、リノベーションにかかった費用の回収は困難なことがデメリットです。
たしかに、リノベーションをしていない不動産に比べると高値で売却できます。
しかし近隣物件の相場よりも高くなってしまうことによって、買い手から敬遠されるケースもあるため、注意が必要です。
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基本的に、リフォームよりもリノベーションのほうが大掛かりな施工になることが多く、費用も高くなりがちです。
それでは、リノベーションにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
物件の面積や施工内容によって異なるリノベーション費用の相場を把握して、見積もりを取る際などにお役立てください。
リノベーションにかかる費用は、面積が大きくなるほど高くなるのが一般的です。
物件の種類に応じた金額の目安は、次のとおりです。
費用の内訳としては、構造・デザイン・断熱・設備の項目で、それぞれが2割から3割ほどと考えておきましょう。
具体的にイメージしやすいように、60平米のマンションで見た場合の費用と施工例を挙げてみます。
費用が800万円の場合の施工例
水回りの設備の取り換え、内装の刷新など
費用が1,000万円の場合の施工例
水回りの設備の取り換え、内装の刷新、間取りの変更など
費用が1,500万円の場合の施工例
水回りの設備の取り換え、内装の刷新、間取りの変更、部材や設備のアップグレード、断熱工事など
先ほどお伝えしたように、リノベーションには大きな金額が必要なため、なるべく費用を抑えたいものです。
そこで、リノベーション費用を抑えるための3つのポイントをご紹介します。
ポイント①施工内容に優先順位をつける
どのような間取りや仕様にするのか、具体的な希望を考えておきましょう。
たとえば不動産のメインであるリビングは、見栄えを良くするため、予算を多めに取るなどです。
ポイント②予算を決めて伝えておく
予算によって使用できる設備や部材が変わるため、最初に伝えておくと安心です。
プランニングを工夫すれば、費用を抑えてリノベーションをおこなうことが可能です。
ポイント③助成制度を活用する
各自治体による助成制度を活用する方法もあります。
春日井市では、不動産の耐震改修や省エネ改修などの減額を申請することが可能です。
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最後に、不動産においてリノベーションをおこなう際、かかる期間についてご紹介します。
施工の規模によっても期間は変わるため、売却のスケジュールを立てる際などは、ご注意ください。
リノベーションにかかる期間は、フルリノベーションで6か月から7か月ほどです。
目安として設計に3か月、施工に3か月と考えておきましょう。
なお、マンションと一戸建てによっても違いがあり、内装中心のマンションは、基本的には一戸建てよりも期間が短めです。
ただし、マンションの場合は、リノベーションをおこなう際に管理組合の許可がいるため、長引く可能性もあります。
一戸建ての期間が長いのは、耐震補強などの大きな施工が必要なケースが多いためです。
マンションと一戸建てのリノベーションにかかる期間の目安は、次のとおりです。
また、部分的なリノベーションをおこなう場合は、もちろん施工期間が短くなります。
施工内容別の期間の目安は、次のとおりです。
天井のクロス・床・壁の張り替え
張り替え作業は、基本的に1日から3日ほどで完了しますが、天井・床・壁のすべてを張り替える場合は、1週間から2週間ほどかかります。
間取りの変更
部屋数を増やす作業にかかる期間は2日から3日、部屋数を減らす作業にかかる期間は5日から6日ほどです。
部屋数を減らす場合には、床の張り替え作業も必要なため、期間が長めにかかります。
キッチンの交換
キッチンの交換のみであれば2日から4日ほどで完了しますが、床や壁も張り替える場合は、1週間ほど必要です。
ユニットバスの交換
もともとユニットバスだった場合は3日から4日ほどで完了しますが、タイル風呂の場合は4日から7日ほどかかります。
洗面台の交換
洗面台の交換は、壁や床の張り替えをおこなった場合でも、1日から2日ほどで完了します。
トイレの交換
本体の交換には1日、和式から洋式への変更には2日、水道管の取り換えなども必要な場合は、3日から4日ほどかかるのが目安です。
キッチンの移動
キッチンの移動は、電気工事や配管工事が必要なため、2週間から1か月ほどの期間がかかります。
中古物件の場合、安価で購入し、自分でリノベーションすることを求めている買い手もいます。
フルリノベーションをおこなうと、このような買い手を逃してしまうかもしれません。
また、リノベーションをおこなうにしても、流行の設備を採用したほうが売れやすいといえます。
しかし、個人で最新設備を調査したり、リノベーションの内容を精査したりするのは困難です。
そのため、相場を確認しつつ、不動産会社にアドバイスを求めることをおすすめします。
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今回は、不動産におけるリノベーションとは何か、かかる費用や期間と併せてご紹介しました。
不動産の売却に際してリノベーションをおこなうかどうかは、個人による判断が困難です。
不動産のいろは屋では、売却に関するいろはの「い」から1つずつ丁寧にお伝えし、安心して手続きを進めていただけるよう努めております。
リノベーションの要否についても誠実に対応いたしますので、愛知県春日井市で売却前のリノベーションをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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