不動産売却でよくあるトラブル事例と回避策 | 株式会社不動産のいろは屋


不動産売却でよくあるトラブル事例と回避策:後悔しないための完全ガイド

不動産売却は、多くの方にとって人生で何度も経験することのない大きな取引です。長年住み慣れた我が家や大切な資産を手放す決断には、大きな期待と同時に不安も伴います。

実際、私たち株式会社不動産のいろは屋には、「他社で売却を進めて後悔した」「もっと早く相談すればよかった」というお声が数多く寄せられています。代表の松波は、住宅メーカー系や全国規模の不動産フランチャイズチェーンで約19年間、住まいに関する仕事に従事してきました。その経験の中で、ご納得のいく売却ができなかったお客様の事例を数多く見てきました。

本記事では、この豊富な経験と専門知識に基づき、不動産売却でよくある具体的なトラブル事例を挙げ、それらを未然に防ぐための回避策を詳しく解説します。春日井市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。

なぜ不動産売却でトラブルが起きるのか

不動産売却のトラブルは、決して特別なことではありません。むしろ、準備不足や知識不足によって、多くの方が何らかの問題に直面しているのが現状です。

不動産は普段から身近な存在ですが、いざ売却するとなると途端に「知らないことばかりで不安になる」という方がとても多いのです。価格交渉、法的な責任、複雑な税金計算、予期せぬスケジュールの遅延など、売却プロセスには多くのトラブルの種が潜んでいます。

特に問題なのは、「よく理解できないうちに周りの人に言われるままに売却を進めて、後で後悔した」というケースです。このような事態を避けるためには、事前の準備と正しい知識、そして信頼できる専門家のサポートが不可欠です。

慌てて売却は条件悪化のもと!事前の準備がとても重要です。私たちは「不動産売却に関する『いろは』の『い』からひとつひとつ丁寧にお伝えし、安心、納得して売却活動を進めていただくこと」を第一としています。

契約・価格に関するトラブルと対策

売却活動における最大のトラブルの一つが、当初期待していた価格で売れなかったり、売却プロセスそのものがコントロール不能に陥ることです。ここでは、実際によくある事例とその対策をご紹介します。

事例1:売却価格の不確実性と長期化リスク

【よくあるトラブル】

Aさんは、査定価格よりも高い価格で売りに出した結果、問い合わせが全く来ませんでした。最終的に相場よりも安い価格で売却せざるを得なくなり、当初の期待を大きく下回る結果となってしまいました。

また、Bさんのケースでは、買主が見つからないまま3ヵ月以上の期間を要し、結局1年以上経過しました。その間、物件の維持管理は売主様が行う必要があり、固定資産税や光熱費などの金銭的負担に加え、心理的な負担も大きくなっていきました。

【当社の回避策】査定と資金シミュレーションに基づく戦略的プランニング

このトラブルを回避する鍵は、売却活動の初期に緻密な計画を立てることです。私たちは以下のステップでお客様をサポートします。

正確な価格査定の実施

価格がどのくらいなのか正確に把握することが大切です。私たちは価格査定書に基づき、適正な価格をご提案します。ご自身で相場を調べる場合は、近隣相場や類似物件の取引事例などを参考にする方法もありますが、専門家による査定がより正確です。

資金シミュレーションの実施

早期に資金シミュレーションを行い、売却時にかかる諸費用を確認します。具体的には、登記費用、測量費用、解体費用、不動産譲渡税などです。また、適用される減税制度(3000万円特例控除など)を確認し、最終的な手取り額の見通しを立てます。これにより、価格交渉の許容範囲を冷静に判断できるようになります。

最適な売却プランの選択

当社では、お客様のご希望条件(金額・期間・売却時期)を踏まえた理想の売却プランを一緒にプランニングします。5つの売却プランをご用意しており、価格を優先する「仲介」か、スピードを優先する「買取」かなど、それぞれのメリット・デメリットを理解してご自身に最も合ったプランを選ぶことが、売却のコントロールを取り戻すことにつながります。

事例2:契約条件の調整難航による決裂

【よくあるトラブル】

購入希望者が見つかったにもかかわらず、価格以外の契約条件で折り合いがつかないケースがあります。例えば、引渡し期限や付帯設備の取り扱いで買主側と意見が合わず、最終的に契約が決裂してしまったという事例です。

【当社の回避策】専門家による諸条件の調整サポート

仲介の場合、購入希望者が見つかった場合でも、契約を進めるためには買主との契約条件の認識のすりあわせや引渡し期限などの諸条件の調整が必要となります。売主のご意向だけでは契約を進めることが難しいのが現状です。

私たちは、契約書の重要な項目や難しい専門用語を理解し、買主様側のローン承認期間や引渡し希望時期などを考慮に入れた上で、売主様のご意向を最大限反映できるよう、間に立って交渉と調整を行います。

また、仲介売却が難しいと判断された場合は、買取プランを選択することで、当社が直接売主様と調整を行うため、売主のご意向に沿った期間で売却手続きが完了でき、複雑な諸条件の調整トラブルを回避できます。

引渡し後の法的なトラブルと対策

売買契約書に署名捺印し、残代金を受領して物件を引き渡した後も、売主様の責任はゼロになるわけではありません。特に引渡し後の法的な責任追及は、売主様の安心感を大きく損なうトラブルです。

事例3:契約不適合責任による損害賠償請求リスク

【よくあるトラブル】

物件引渡し後、買主様から「雨漏りや設備の故障」などの契約書とは異なる不具合が発見されたとして、契約不適合責任に基づき損害賠償請求を受けたケースがあります。中古の不動産取引は個人間売買のため、何かトラブルが起こった時、不安に思われる方も多くいらっしゃいます。

契約不適合責任とは

契約不適合責任とは、以前の瑕疵担保責任に代わって民法改正で定められた制度です。売買契約の内容と実際の物件の状態が異なる場合に、売主が買主に対して負う責任のことを指します。具体的には、雨漏り、シロアリ被害、設備の故障などが引渡し後に発見された場合、売主に修繕や損害賠償の責任が生じる可能性があります。

【当社の回避策】「いろは安心取引3大サポート」によるリスクの事前解消

このトラブルを回避するための最も有効な手段は、物件の状態に関する情報を引渡し前に透明化し、契約書に明記すること、そして保証を付帯することです。

当社が提供する「いろは安心取引3大サポート」は、売主様・買主様ともに安心のお取引を可能にします。

  1. インスペクション(建物状況調査)
    資格を持った建築士が建物の主要な構造部位を調査し、診断書を作成します。仮に不具合が発見されても、買主様に明確にお伝えすることで、責任を追及されることを回避できます。
  2. 瑕疵保険(既存住宅売買瑕疵保険)
    インスペクションを受け、検査項目に問題がなければ加入可能です。これにより、引渡日より2年間1,000万円の保証(制限有り)が受けられます。これは、売主様の契約不適合責任のリスクをカバーする助けとなります。
  3. 設備保証
    中古物件購入後の設備面に関するトラブル経験者は52.8%にも上るそうです。この不安を解消するため、引渡日の8日目から1年間、主要設備の修理代金が保証(制限有り)されます。

なお、買取の場合は、原則として契約不適合責任が売主に発生せず、免除される条件の契約が一般的です。リスクを完全に回避したい場合は、買取プランが有効な選択肢となります。

スケジュールと準備不足による手続き上のトラブル

売却活動のスケジュール管理と、最終的な引渡しに向けた手続きの準備不足は、経験の浅い売主様が陥りやすいトラブルの原因となります。実際の売却には思った以上に時間がかかるものです。

事例4:急な引越し要求や引渡し期限の不備

【よくあるトラブル】

買主側のローン承認や引越し準備の都合で、契約時に取り決めた引渡し時期を急に変更するよう要求されたが、売主側の新居の準備が間に合わず、調整に苦慮したケースがあります。特に、住み替えの場合は新居への引越し時期との調整が難しくなります。

【当社の回避策】引渡し時期の柔軟な調整と買取の活用

引渡しの時期は、お客様のご都合に合わせて行わせていただきます。しかし、仲介の場合は買主との調整が必要です。

早期の準備と余裕を持ったスケジュール

依頼前のリサーチ期間、売買契約が成立してから引渡しまでの期間も含めると、半年前後を想定しておくのが現実的です。スケジュールに余裕を持ってできるだけ早く行動を起こすことが重要です。

買取プランの活用

スケジュールを最優先したい場合は、当社が買主となる買取プランを選択することで、引渡しの時期やスケジュールを売主様のご意向に沿って柔軟に対応できます。売却が決まったからといってすぐに引越しの準備に取り掛かる必要はありません。

買取保証付き仲介の活用

期限があるが、価格も妥協したくない場合は、一定期間仲介でチャレンジし、売却できなかった場合はあらかじめ定めた金額で買取をする「買取保証付き仲介」が有効です。これにより、確実に期限内で売却ができるという安心感を得られます。

事例5:登記手続きの不備による決済トラブル

【よくあるトラブル】

残代金決済の当日、所有権移転登記に必要な書類に不備が見つかったり、売主様の登記上の住所が現住所と異なることが判明したりし、決済が遅延したケースがあります。このような事態は、事前の確認不足によって起こります。

【当社の回避策】登記費用と必要書類の事前確認

売却の最終ステップである残代金の授受・物件引渡しを失敗なく完了させるためには、登記関連の準備が必須です。

抵当権が残っている場合、抵当権抹消の手続きにかかる費用は必須で発生します。これに加えて、登記上の住所が現住所と異なる場合は、数万円程度の登記費用が発生いたします。これらの諸費用は、事前に資金シミュレーションで確認しておく必要があります。

決済当日は司法書士が立ち会い、手続きを代行します。私たちは、売主様の状況(借入の有無、所有者情報)を現状の確認段階で整理し、司法書士と連携して必要な書類の準備をサポートします。事前準備を徹底することで、当日のトラブルを防ぐことができます。

費用・税金に関するトラブルと対策

不動産売却で最も後悔につながりやすいのが、費用や税金に関する知識不足です。特に高額になる譲渡所得税や、予想外の費用発生は、売主様の手取り額を大きく減少させます。

事例6:予想外の高額な税負担

【よくあるトラブル】

売却益が出たにもかかわらず、税金(譲渡所得税・住民税)の存在や、適用できるはずの減税特例を知らずに申告した結果、高額な税金を支払うことになったケースがあります。特に、数百万円単位で税額が変わることもあるため、事前の知識が重要です。

【当社の回避策】減税特例の確認と知識武装

売却によって利益が出ると、譲渡所得税と住民税がかかります。この税金を抑えるためには、減税特例の活用が不可欠です。

資金シミュレーションでの特例確認

資金シミュレーションでは、3000万円特例控除、空き家相続3000万円控除、居住用財産の買い替えなど、適用される減税の確認を行います。これらの特例を活用することで、税負担を大幅に軽減できる可能性があります。

譲渡所得の正確な計算

課税対象となる譲渡所得は、売却代金から取得費(建物の場合は減価償却費を差し引く)と譲渡費用を引いて計算されます。この複雑な計算の仕組みや契約書の重要な項目、難しい専門用語を理解するために、私たちは無料の不動産売却セミナーを開催しています。知識を身につけることで、適切な判断ができるようになります。

事例7:測量・解体費用など予想外の諸費用トラブル

【よくあるトラブル】

土地を売却する際、隣地との境界が不明確なために高額な測量費用が発生したり、古い建物を解体して更地にするために高額な解体費用が発生したりしたが、費用を支払うことが前提で交渉を進めてしまい、手取りが大きく減ったケースがあります。

【当社の回避策】買取プランによる費用発生リスクの回避

測量・解体費用は、資金シミュレーションで確認すべき諸費用の一つです。この費用負担を戦略的に回避するためには、売却プランの選択が重要です。

当社が直接買取する買取プランの場合、引渡しの時期や建物の解体、測量の有無など、売主様のご希望をできる限り優先して柔軟に対応します。当社が解体や測量を前提として物件を購入する場合、売主様側の費用負担を軽減できる可能性が高くなります。

また、買取は仲介手数料が発生しないため、印紙代や抵当権抹消費用などの登記費用以外の高額な費用負担を避け、売却後の費用全体を単純化できます。費用構造がシンプルになることで、最終的な手取り額の見通しが立てやすくなります。

当社がお客様の不安を解消する理由

不動産売却でよくあるトラブルの多くは、知識不足と事前の準備不足、そして契約後のリスク管理の欠如から生じます。これらのトラブルを回避し、ご納得のいく売却を達成するためには、専門家のサポートを受けることが不可欠です。

私たち株式会社不動産のいろは屋は、JR春日井駅から徒歩1分の地域密着の不動産会社として、春日井市の不動産売却をサポートしています。代表の松波は約19年間の経験があり、その中で「後悔したお客様の声」をたくさん聞いてきました。

この経験から、私たちは「全てのご不安を解消し、全ての選択肢のなかからお客様のご要望に一番合った売却方法を、お客様と一緒に決めてまいります」という姿勢を大切にしています。

当社の強み

  • 複雑な法的手続きや税金計算を正確に理解・管理
  • 契約不適合責任の詳細説明と、譲渡所得・減価償却費の計算方法の解説
  • 資金シミュレーションによる諸費用の正確な把握
  • 「いろは安心取引3大サポート」による建物・設備保証の提供
  • 無料相談やセミナーを通じて、全ての不安を解消する姿勢
  • 5つの売却プランの提示と、お客様のご要望に一番合った方法を一緒に決定
  • 仲介・買取のメリット・デメリットに基づいた戦略的な費用負担の調整

春日井市での不動産売却(土地・一戸建て・マンション・空き地・空き家)をご検討の際は、トラブルに巻き込まれないために、まずは安心の無料査定から、ご納得のいく売却への第一歩を踏み出しましょう。

私たちは、お客様が安心して売却活動を進められるよう、「不動産売却に関する『いろは』の『い』からひとつひとつ丁寧にお伝えする」ことをお約束します。どんな小さな疑問や不安でも、お気軽にご相談ください。

株式会社不動産のいろは屋

所在地:愛知県春日井市上条町2丁目162 春日井駅南ハイツ1階

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